【刷り込み?】何かあったら病院に行くというのは正しい行動なのか

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日々の当たり前を見直す

最近いつ病院に行ったか、思い出せますか?

何かあったら病院に行って医療の恩恵を受けるということは、私達にとって当たり前になっていることです。日本では国民全員が保険制度に加入することで、医療を一定の負担率で受けることが可能となっています。原則は3割の負担割合となっていますが、年齢や所得によって実際は以下のように分類されてます。

  • 0〜6歳:2割負担
  • 7〜69歳:3割負担
  • 70歳〜:所得により1〜3割負担

何かあったら病院に行くという行動原理はいったい、いつから形成されるのかと疑問に思い、振り返ってみました。1児の父である私自身の経験談になってしまいますが、子供が妻のお腹にいるとわかった時点から医療とつながりができたことに気が付きました。子供が生まれてからも、高熱を出した場合などは親として病院に連れて行っていたのです。

何かあったら医療を受けに病院へ行くという行動は、特に疑問を持つこともなく親から教わってきたのかもしれません。そのため、有事の際に取る行動の第1選択肢は「病院」となるのです。

ここで私が不思議に思ったことは、保険適用外である代替医療がほとんど選択肢に入ってこないことです。薬業界で働いているため、なおさら不思議に思うのかもしれません。そんな当たり前にしていることを あえて見直してみる ことで、人生をより健康できるかもしれません。

子供は無料に近いから親は絶対に使う国民皆保険

子供は、生まれる前から医療とつながっていると述べました。そのつながりを強固にする要素は、負担率の低い健康保険以外にもありました。

国民皆保険では、原則0〜6歳(小学校入学まで)が2割負担となっています。つまり、医療のためにかかった金額のうち8割を、公的医療保険制度が支払ってくれるということになります。実はそれに加え、都道府県ごとでその負担をさらに軽くしてくれる補助の存在があるのです。

例えば東京都では、0〜6歳の子供に対する医療費の補助制度があります。未就学児(小学校入学前)に対する補助制度で、乳幼児医療費助成(マル乳)と呼ばれるものです。この補助制度によって、国民皆保険負担額は0割になるのです。

すべてタダであれば、家計を圧迫することもありません。また、小さい子供は身体の免疫が未成熟のため、熱なども出やすいものです。タダで診てもらえるなら気軽に病院に行く、という 思考に至る のが自然なのかもしれません。

薬業界にいることで現代医学に疑問を持った

健康保険と補助制度により、子育をしている世代は非常に恩恵を受けていることがわかりました。タダで怪我や病気を診てもらえるツールとして、病院が使われているわけです。

私自身、この健康保険というシステムに対し、これまで疑問を持ったことは一度もありませんでした。このシステムの上で、自身の子供を当たり前のように病院へ連れていっていました。しかし、薬業界で働くようになってから、この常識に疑問を持つきっかけと出会いました。

私は、調剤薬局やドラッグストアなどを中心とした薬業界で働いています。その現場は現代医療で重要視される西洋医学、そして代替医療としての東洋医学と共存傾向にあります。

異なるスタンスの医療 が混在していることで、それまでの西洋医学中心の考え方から新たな視点を得ることができたのです。

西洋医学とは、東洋医学とは

さまざまな書籍の内容や現場の話を統合すると、西洋医学と東洋医学はこのように分ける事ができると思います。

  • 西洋医学:対処療法、手術
  • 東洋医学:根治療法

現代の西洋医学は、すぐに効果を実感できるものが多くあります。使われている薬は科学的に合成されたものがほとんどで、現れている症状を抑えることに特化しています。それに対し、東洋医学では漢方薬のように動植物を由来とした自然薬があります。症状を抑えるというよりは、症状の原因に働きかけるようなアプローチを採るのが特徴的となっています。

両者それぞれに長所、短所がり、それを上手に使い分けたり組み合わせるケースが現代医療では増えてきています。

子供にこんなに薬を飲ませていいの?

薬剤師から、この薬はいらないなんて言われたら驚いてしまいますよね。

ある薬剤師の方から言われた「薬は治すものじゃない、 体が治す力 を持っているんだ。本来薬はいらない」というあまりにも直球な言葉に衝撃を受けたことを、私は今でも覚えています。

薬を飲む=病気を治すためだと思っていたこともあり、とても驚いたのです。

この薬剤師の方の薬への否定は、現場での経験によるものでした。ある時、風邪を引いた子供に対して処方されたあまりの多さの薬に疑問を感じたそうです。子供にこんなに大量の薬を飲ませても良いのか、対処療法により返って長引かせてしまうのではないか、と。

この薬剤師の方は、薬はすべての病状を治す至高の手段である、と思っていたそうです。しかし、処方をしてもなかなか症状が改善せず、また根本原因の解決になかなかつながらないという経験したそうです。そのため、西洋医学だけのスタンスに限界と疑問を感じ、東洋医学を学んだそうです。

薬業界にいることである本と出会えた

この薬剤師の方からある書籍を教えていただきました。この本は、医療について的確な問題提起をしているのですが、表現はかなりキツイ本です(苦笑)。タイトルも衝撃的で、「医学不要論」 という本です。内科医である内海聡医師(以下:内海医師)により2013年に発刊されました。

今回は、この書籍の内容を少しだけ紹介していきたいと思います。冒頭で、健康保険制度の当たり前をあえて見直してみてはと提案をしましたが、この本はその見直すきっかけになるかもしれません。

内海医師は自身が医者でありながら、医学不要、と専門分野自体が不要であると言い切っています。今回は内容を詳しく取り上げませんが、それぞれの主張の裏付けはすべて現場のデータを引用したものでした。

病気が治ったらもう通院は不要

内海医師は書籍の冒頭で、治るという事の意味を言及していました。治るとは、改善して病院に来なくても良い状態と表しています。

しかし、西洋医学を基本とする病院では、対処療法で現状維持をしていることが多いという指摘をしています。つまり、病院に通っている本人は病気を治すために通っているのに対し、病院は治していない、というのです。双方のギャップによって通院は長期化していきます。長期の対症療法は、治療とは別に思わぬ結果を生み出してしまうそうです。それは医原病という、医療行為によって人為的に発生してしまう病のことでした。

全てがこのケースではないのかもしれません。しかし、まさか治療によって病気が増えてしまうなんて、治す為に病院に行っているに、と考えさせられてしまいますよね。

治すまでのプロセスは選択すべき

書籍で述べられている治療への考察は、先ほどの薬剤師の方が感じた薬業界の現場の状況と一致していることがわかりました。病院で渡された処方箋を処理する薬剤師からは、ご高齢の方で整形外科に何年も通っている話、抗うつ薬を十数年も飲んでいる話などを聞きました。薬の長期使用者の存在は、病気が治っていないことを示していたのです。

病気が治らないから病院へ通い続ける 状態になっていたのです。著者の内海医師が述べているように、現代医学は本来の医療と反した事実があることがわかりました。長年通院をしているご家族がいる、そんな方はハッとされるかもしれません。

最後に: 選ぶためには知識が必要

常識を疑う為には、疑うための知識が必要になります。命に関わる医療に対して疑うことは、タブーであるような気がしますが、けっしてそうではないのだと思います。

今回、内容の触りだけ紹介した「医学不要論」ですが、タイトルも、内容もかなり辛辣です。人生から切り離せない医療に関して、新たな視点を持つ1冊として興味のある方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

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